黒鯛心悸TAKE5 チームAQA  2012納竿大会

広島スタートライン 2013.1掲載

こんにちは皆様、最高温度が一桁の日が連日続いていますが、「寒い、寒い。」と愚痴こぼしながら、竿は振られてますでしょうか?ほんの少し前までは、「暑い、暑い。」と言っていたような気がします。

「今年は、本当に寒い」と思っていましたが、ふと考えると毎年、「昨年はこうではなかった」とぼやいている気がしますね。

ただ決して気のせいではなく、おだやかな春や秋の存在が年々希薄になってきている気がします。そして夏と冬は年々、激しさを増し、「日本は四季がある素晴らしい国」と胸を張っていたような時代は無く、今や、四季というよりは二季に近いのではないでしょうか?

さて、昨年の12月30日に私が所属させて貰っております、本誌でもおなじみの大知昭・豊名人率いる精鋭チームアクアの年末恒例行事、納竿大会に参加して参りました。

参加者は30人で予定では、参加者全員、宮島の磯に上がりチヌの2匹長寸で争うはずだったのですが、あいにくの天気で、宮島の筏と、本誌でもおなじみの小方の沖一文字の2カ所に分かれての開催となりました。

5-1

私は、一文字に上がり、時間いっぱい少しでも大きいサイズが釣れるように努力しましたが、ポツリポツリの箸にも棒にも掛からないような小チヌしか釣れませんでした(涙)

出だしは全体的に渋い感じでしたが、全体的なイメージとしては、連日の厳冬の影響で、チヌが一切外側に出ず、足元の柱の周りよりも内側の空洞になっている場所にチヌがいて、そこまでサシエを届けないと、釣れない状況だったようです。

九州からオープン参加された冨松選手は、前半に7枚と好スタート、同じく九州から参加の豊田選手も、優勝を狙えるような良型(45cm)も釣れ、他の選手も、時間がたつにつれ、40cm前後のチヌを釣っていき、後半に、春に開催されるシマノジャパンカップクロダイ全国大会に出場予定の山戸選手が50cm近いサイズを釣りあげ、最終的には、ほとんどの選手に釣果あったようです。

私、百合野も賞品の極上卵とマルキューシャツゲット
私、百合野も賞品の極上卵とマルキューシャツゲット

この納竿大会には、もう一つ恒例の行事がありまして、釣り大会が終わって港に戻れば、温かい具たっぷりの豚汁と、焼き牡蠣が無料で振る舞われます。この日は、一日中曇り空で途中雪も降り、冷え切った体に豚汁は、五臓六腑に染み渡る感覚がありました(笑)

優勝 山戸選手 48・1cm
2位 古本選手
3位 峯本選手

優勝した山戸選手(右)と大知昭名人
優勝した山戸選手(右)と大知昭名人

 

<h2>宮島沖の牡蠣筏</h2>
12月31日、前日アクアの納竿大会に参加しましたが、私にとって納竿はこの大晦日になります。連続釣行ってこともあり、磯には上がらず、足場の良い宮島沖にある筏に上がることにしました。情報では、煮ても、焼いても美味しいカレイが釣れ始めているので、チヌ狙いとは別に、ちょい投げセット(虫餌:青ケブ)も用意♪二束の草鞋釣法で玖波港より大知渡船に乗って出撃です。

港を出て5分で目的の牡蠣筏に到着。まずはすぐに準備できるちょい投げからセット。筏のカレイは、投げたりせず足元に仕掛けを落とすだけですので非常に簡単。久しぶりにフカセ釣り以外の釣りをした私は、チヌそっちのけで無我夢中(笑)最初は、小鯛、フグが釣れるだけで、なかなかカレイが釣れませんでしたが、1時間ほどで、手の平大ぐらいのカレイが釣れました。連れの友人にも、同サイズのカレイが釣れたため、置き竿にして、チヌ狙いのフカセに切り替えます。宮島の筏の水深は、15~25mとかなり深い水深となります。

私が上がった筏は一番地寄りの水深15mと一番浅い筏で、春まではカレイよりもチヌ向きの筏になります。チヌもカレイ同様、遠投は必要有りません。私は、ウキ止めを使わない全誘導ですが、ウキ止め使った1号ウキなどの重たい仕掛けでもオッケー。

仕掛けは、大知ウキ00号、アタリフカセの-G5に、ハリス1.2号を竿1本(5m)、チヌ針は金龍の勝負チヌSS1号で、ハリスの真ん中と針から・20cmぐらいの上の位置に、ジンタンのG5を段打ち。

撒き餌は、オキアミ1枚、マルキュー社のチヌパワー日本海、チヌパワームギ、瀬戸内チヌを各1袋、ツケエは、喰わせスペシャルオキアミチヌのLで、喰い渋りしやすい冬は、ウルトラバイトαが効果的です。

筏での全誘導は、まず仕掛けを目の前に落し、ハリス5mだけを馴染ませます。5m馴染んだ時に、水面から竿を立てて、竿1本分(5m)の道糸を出し馴染ませたら、ここで水深10m、この動作を繰り返し行えば、どれだけツケエが沈下したのかの目安になります。ある程度仕掛けが、入ったところで、道糸の送りを止めたり、またはさらに送り込んで、しっかり這わすにしたりすれば、高確率でチヌに出会えるはずです。

また足元を釣ることになりますので、チヌが掛かればダイレクトな引きを楽しむことが出来ますし、竿が海に突き刺さる感覚を是非皆様に体験してもらえたらと思います。

釣果の方ですが、開始1時間ぐらいでこの日最大級の47cm良型チヌが釣れて、そこから私も友人も40cm前後が続けて釣れ、遅く始め、早めの納竿時間でしたがトータルで10枚ぐらい釣ることができました。

カレイは、あの後置き竿にて狙いましたが、置き竿というよりも完全に放置してしまい釣果を延ばすことが出来ませんでした。ただ、本誌が設置されるころには、カレイも好時期に入り、この日釣れたカレイよりも、良型で数も出てくると思います。

コンパネを設置している牡蠣筏は、足場も良いのでライフジャケット着用の上家族での釣行もおすすめです。私は竿1本でしたが、4~5本ぐらい竿をだせば、さらに釣果を延ばすことが出来ます。また、大知渡船では、練炭の貸し出しも行っております。筏の上でカップ麺を食べることが出来ますので、カレイ釣りながら、カレー味のカップ麺なんていかがでしょうか?寒いのは私のせいではありません。厳冬。厳冬。。(笑)

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